＜会長卓話＞

郷士愛について   

　どんな人でも強弱はあれ、 郷土愛を持つていと思います。平成23年3月 11 日の東日本大震災で街が一瞬に し廃墟となりま した。 その後、我が郷土のことが新間に載るたび、記事をを切り抜き 、スクラップブツクに保存しました。 今回はその中から 4名かたをを紹分したいと思います。

①増坂 勲 先生

　まず初めに画家 「増坂 勲J 先生を紹分したし思います。 先生は “宮古百景" の制作に取り組んでいました。 テーマは山口川を36点、故郷の海30点、故郷の町 34 点の計100点を20年をかけて描きました。先生の作品「故郷の町」は大震災で宮古市街が被災する以前のものが大半で、今となれぱ、大変貴重な宝となっています。 宮古の大自然を残すことで再発見をすることを目的に始めたそうです。中でも圧巻だったのは宮古市末広町商店街の街並みを描いた 27mの長さのある「巻絵墨彩画」でした。その絵には商店街の歴史が刻まれていました。

　先生が描いたた震災前の宮古の景色は今となれぱとても貴重な作品です。

②及川 哲哉 氏

　次に紹介する 「及川 哲哉」さんは盛岡出身。 宮古に生えているという珍しい木 「ハンカチの木」の花を見るために、今年4月に足が悪いにも関わらず宮古まで訪れ、そしてハンカチの木と花と出会い、「見事なほどに咲いている花に感動した。」 と記事で述ベていました。また、この木は、 植えられて 10年以上たたないと花が咲かないそうです。ご本人も自宅にハンカチの木を植えているそうですが「存命中に咲くかどうかわからないJ と記事で述ておりました。

　2012/05/25　岩手日報

 

③原 武史 教授

　次に紹介するのが 「朋治学院大教授　原 武史 教授 」です。 昨年4月、9月、12月と3回にわたって宮古に訪れました。その際、盛岡・宮古間を山田線で往復し、道中の景色に感動を覚えたため、再び訪れた際にも山田線を利用 したそうです。 束北地方で最も高い区界駅 (744m) 、立ち並ぶ白樺、沢山の トンネル、 渓相豊かな閉伊川、 変化のある鉄橋、新緑、 雪・・・ 車窓から見える四季折々の自然に惚れ込んだようです。山田線を走る汽車に乗ると、山をぬって走るため、国道106 号線から車の窓越 しに見る景色とはまた違う景観を楽しむこと出来ます。この事が4月に読んだ文芸春秋に掲載されていました。

④一瀬光雄氏 

　最後に紹介するのは一瀬光雄さんです。 「三鉄学習列車の心意気に感服」を岩手日報紙に寄稿しました。

　「三睦鉄道が震災と被災の姿を次世代に伝えるため「学習列車」の運行を始めたと知った。この企画・行動力に感服した。次世代に肪災意誠を持ち、命を守る事を伝えるのは被災企業の使命として展開中と知り、三陸魂を見る思いがした。 私もかつて、40 年前に盛岡に住んでいた際に沿岸の地を何度か訪れた。 その思いを胸に今一度治岸を訪ねててみたい」と記事で述べておりました。

　2012/07/10 岩手日報

　郷土愛とは誰しもが持つていると話した通り、ご.れらの記事を見て、我がことのようにとても誇らしく、そしてう嬉しく思いました。宮古には素晴らしい人、景観、食、等、普段あまり意識はしないが、誇るものがたく さんあります。 宮古に訪れた.方、また、何かで宮古を見た人から再認識させられる二とが多いです。 地域に住む我々が街の良いところを各地に伝え、多数の人達が訪れるようにしていかなけれぱならないと思いました。

　2011年3月11日東日本大震災により被災した三陸鉄道線路はかつての面影など微塵もなく、破壊され瓦礫に覆い尽くされていました。

　住民の足を復旧させるため、死に頑張る鉄道マン達の姿が関係者・周囲の方々ヘの綿密な取材により漫画にて再現されています。とても素日青らしい内容でしたのでお薦めいたします。

新潮社バンチコミツクス

タイトル「さんてつ：日本鉄道旅行地図　三陸鉄道　大震災の記録」

作者　吉本浩二